インサイドセールスとテレアポの違いを把握

本来インサイドセールスでは、顧客の購買意欲や状況などに合わせた形で柔軟な対応により長期的な顧客との信頼関係を築き上げながら育成するといったやり方が基本です。しかし、インサイドセールスの営業担当がコールスクリプト通りのセールストークを展開してテレアポ化させてしまうとアポイントメントの獲得数が伸び悩むといった障害が生じることも少なくありません。コールスクリプトは、コールセンターやコンタクトセンターなど電話での顧客対応を行うとき、サービスの種類や案内内容をステップごとに作成した台本のようなものです。テレアポと同じように既存の企業リストより自社の製品もしくはサービスに対する関心度が低めの潜在顧客に対して、セールストークを行ってもアポイントの獲得に繋がることは難しいといえましょう。

インサイドセールスによりアポイントの獲得を目指すときには、メールの開封および資料請求が行われたなど自社製品もしくはサービスに関心を持つ潜在顧客に対してアプローチすることでアポイントの獲得率が高まります。なお、インサイドセールスとテレアポはいずれも電話を活用してアポイントを獲得することから混同されやすいのですが、違いを比較することでそれぞれの目的および成果の指標が違うなど分かります。インサイドセールスを成功させるためのポイントは、ターゲットを明確にすることや迅速な対応を常に心がけること、そして徹底的に情報を管理するといった3つです。